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気がつくと誰かのためにばかり動いていて、自分のことは後まわしになりがち。いつの間にか自分を後まわしにすることに慣れてしまって、じぶん時間の過ごし方を忘れてしまっていることはありませんか。1分、5分、10分でも、自分のためだけの【じぶん時間】を過ごすと、なにかが変わり、日々の暮らしの心地よさが増すかもしれません。

「日々の暮らしを心地よくするきっかけになりますように」という想いを込めてコラムをお届けします。

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書き手は毎日スイーツをSNSでご紹介されているライターのムッシュサトウさんです。

ムッシュサトウさん

みなさんこんにちは、ムッシュサトウの名でスイーツライターをしておりますサトウと申します。

「過ごそう #じぶん時間」のテーマで各ジャンルの人気ライターさんやジャーナリストさん達が素敵なコラムを投稿されており、自分の所にもお話を頂けるなんて光栄です。

本来、自分はゆっくりと家で一人の時間を過ごすことが不得意でした。

昨年コロナ禍で東京へ戻るまでの数年間はフランス・パリで暮らしていたものですから、せっかくの機会を無駄にせまいとばかりに、日々外に出ては様々な場所へと走り出向き、手当たり次第に幅広い知見を広げることをしていました。

逆にいえば、自分自身のことについてゆっくりと考え、自分が本来何を求めているのかを問う時間が少なかったように思います。

コロナ禍で世の中が変わり、自分の周りの環境も変わる中で、改めて日々の何気ない一人の生活にフォーカスできるようになりました。

決して華美なものではありませんが、フランスでの生活からヒントを得ている部分が多いので、少しだけ皆さんにもシェアさせてください。

皆さんのイメージするフランス人の生活とはどんなものでしょうか。

華やかなパリそのもののイメージでしょうか。

それとも、「洋服をあまり持たず実際には簡素な生活」といったイメージなんかもあるかもしれませんね。

少なくとも、食事に関してはとてもシンプルであると思います。週末に家族や友人と集まる日以外なんかは効率重視で、できるだけ時間をかけず栄養の取れる簡単なメニューが食卓に並びます。                      もちろん冷凍食品も使いますし、バゲットなんかは100〜200円で1本買えるのでハムとチーズにスープなんかがあれば、それはもう立派な一食です。

フランスにいた時はここぞとばかりに新しいお店を日々探求していた自分も、今東京という都会の喧騒に戻り、改めてフランス式を取り入れ少し自分に楽をさせてあげるようにしています。

ただし、基礎を学び丁寧に行うことでより豊かさが出てきます。

小林カツ代さんと有賀薫さんは心の中のもう一人のお母さんとして、その知識を存分に頂いて日々の食卓の参考にさせて頂いています（笑）

シンプルだけど、シンプルを極めることの大切さを教えてくれます。

少ない材料と工程の中で生まれる正統派のおいしさは、日々の自分自身を育むためにとても大切なのです。寝る前はより記憶に定着するという昔のことばを信用して、ベッドサイドにはお料理関連の本の山が。

有賀さんのきゅうりのスープは最近のブーム。

今年の夏、食卓のレギュラーになりつつあるのは生春巻きです。

ライスペーパーを数秒水に浸して好きな野菜や海老を巻けばそれだけでご馳走。チリソースとポン酢の2種類を用意すれば飽きずに楽しめます。

ワインと共に嗜めば、週末のご馳走にもなります。キッチン横の植物を置いているお気に入りスペースで楽しむのが好きです。

子供たちの夏休みも始まり、親御さん達は日々特に大変でしょうから、お子さんと一緒に楽しめるかつ楽チン！で美味しいメニューは正義ですよね。

もちろん、私の場合はスイーツも欠かせません。

今回toroaさんからとろ生チーズケーキととろ生ガトーショコラを頂いたので、しばらく食後のデザートに困らず幸せな毎日を過ごしています。そのまま解凍して食べるのも美味しいのですが、待てずに食べた半解凍状態のものがとても美味しくて…！チーズケーキは生クリームを添えたり、市販のキャラメルソースをかけても美味しかったなぁ。

ボリュームのあるサイズなので色々な食べ方を楽しめるのが嬉しいです。

text・写真 　ムッシュサトウさん

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前回のコラムはこちらからご覧いただけます。

にこなほさん『過ごそう＃じぶん時間　Vol.4　心の底からのんびりできる優雅なお風呂時間』