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コラム

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2021.09.17

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【過ごそう #じぶん時間 Vol.7】空を眺める空白の時間

【過ごそう #じぶん時間 Vol.7】空を眺める空白の時間

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気がつくと誰かのためにばかり動いていて、自分のことは後まわしになりがち。いつの間にか自分を後まわしにすることに慣れてしまって、じぶん時間の過ごし方を忘れてしまっていることはありませんか。1分、5分、10分でも、自分のためだけの【じぶん時間】を過ごすと、なにかが変わり、日々の暮らしの心地よさが増すかもしれません。

「日々の暮らしを心地よくするきっかけになりますように」という想いを込めてコラムをお届けします。

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書き手はフードクリエイティブファクトリーで撮影、調理を担当している滝野さんです。

2児の母親でフードクリエイティブファクトリーではレシピの撮影と調理を担当しています。

 

「夕日を見たら明日は晴れ。朝日を見たら雨が降る。」

誰かに教えてもらったのか、本で読んだのか忘れてしまいましたが、子供たちが小さい頃には、散歩に行く度に空を眺めては、夕焼け綺麗だね!お空が赤くなってきたからおうちに帰ろう。などと話しながら、育児というかけがえのない時間を過ごしました。

その後子育ても落ち着いてきて、「そろそろ自分の世界を持ちたい。」とパートを始めると、必然的に天気が気になるようになりました。
なぜなら急に雨が降っても、洗濯物を取り込んでくれる人がいないから。
子供たちがいるのでは?と思われるかもしれませんが、これが鉄砲玉のような子供たちで、遊びに行ったらどこに行ったか分からず、キッズ携帯も繋がらない。よって全くあてにできない…。

それからさらに数年がたち、子供たちが思春期に入ると、彼らは甘えてくることや口数が少なくなった分、部活にファッションと、洗濯物が増えていきました。一日雨が降って洗濯ができないだけでパニック状態です(笑)
いかにして洗濯物をためないかが日々の課題となり、
最新の天気予報をスマホを見ながらも、朝焼けがでていないか、夕焼けが出ていないかと日々空を眺めて確認しています。

そうして空を眺める日々が続くうちに、いつの間にか休みの日にも家事の合間にも、
ぼんやり空を眺めている自分がいることに気がつきました。

自宅の腰高窓から眺める空は、向かいの建物などがあまり視界に入ることなく建物の屋根の上に雲が出ているのが見えます。何も考えることなく、ただただ無心に空を眺めていると、数分たっていた。などということも。

最初のうちはその無心でいた時間に、「もったいない。無駄に時間を過ごしてしまった!」と自己嫌悪に陥っていものの、ある日、なぜ空を眺める時間ができるのか?と疑問が湧いてきて、自分と向き合って考えてみることにしたのです。

そこで私は気がつきました!
実はこの無心で空白の時間は、慌ただしくて苛立った気持ちや、悲しかったり、心配でいっぱいな心をフラットにしてくれているのだと。

無心で空白な時間は、自分をフラットにしてくれる時間。
そう気づいた瞬間から、この時間は私にとってかけがえのないものとなりました。

私にとってかけがえのない時間だったら、より大切な時間にしたい。

そこで、空を眺めたくなったら、その日に飲みたい飲み物をお気に入りのマグカップに注ぎ、美味しいおやつがあればお気に入りの小皿にのせて、一番空がよく見える特等席に座って空を眺めることにしました。

それまでのように、気がついたら眺めていたのではなく、意識的に眺めたくなったら眺めるため、最初はいろんな気持ちが交差してしまい、フラットになるのに時間がかかることも。
でも、続けていくことで、いつの間にかスッと無心になれるようになりました。

雲がふんわりとと浮いていることもあれば、うろこ雲の時もある。雲ひとつない青空の時も、雨が降っている時もある。そんな空を眺めているうちに、心はだんだんと無心になり、空白の時間が過ぎていく。

そんなあるがままの空を眺めて、気がついたら時が過ぎ心がフラットになっている。
この空を眺める空白の時間が今のわたしにとっての大事なじぶん時間です。

 

text・写真 滝野さん

 

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前回のコラムはこちらからご覧いただけます。

堀川藍さん『過ごそう#じぶん時間 Vol.6  自然の中で「働きながら休む」』

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